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平病院ブログ

徳永こいのぼり様よりとってもおしゃれなひな人形を展示していただきました!

2023-01-28
昨日、徳永こいのぼり様より1階待合室の飾り棚へ『ひな人形』を展示していただきました。
衣装が赤と黒でビーズ刺繍。なんておしゃれ!
立札に着付師 清水久遊 『有職(ゆうそく)ひな』とありますので、ネットで検索しました。

~清水久遊さんは、愛知県蒲郡市でうまれ育ち、嫁ぎ先の人形工房にて女流雛作家となりました。
1986年有職工房「ひいな」を設立後、女性ならではの繊細な色彩感覚と斬新なアイデアで業界をけん引する存在に。
有名百貨店の雛人形カタログで表紙を飾るなど、注目されている雛人形作家です。~
とのことで『有職ひな』についても調べてみました。

『有職(ゆうそく)ひな』とは江戸時代中後期(1751年~)頃につくられたひな人形です。
この時代の有職ひなは一般の人が飾る人形ではなく、公家や大名家で飾ったひな人形でした。
天皇家が山科家にひな人形の束帯を注文されたと記録が残っています。
有職とは、季節や年齢、地位によって装束が替わってくるので、お人形も着せ替えができるものがありました。
とても手間をかけてつくられた写実的なぜいたくなひな人形でした。
職雛のお顔立ちは少し面長で、白いなめらかな肌に、細い切れ長の目が特徴です。
女雛の髪型は御垂髪(おすべらかし)で小さい口に紅が引かれて、お歯黒をすることも習慣でした。
その時代のお顔は高貴な表情の中に笑みが感じられ、見る者を包み込む魅力があります。
現在の京都の雛人形のお顔の基になっているお顔立ちです。
有職雛の衣装は、一番は儀式でお召になる正装で、男雛は衣冠束帯(いかんそくたい)、女雛は十二単(じゅうにひとえ)です。
柄と文様は、植物、動物、雲や波などを丸や菱形、亀甲、立涌などと組み合わせています。
色、柄、形が、地位や年齢、季節、場面、礼式によって決め事があります。~

展示されているお雛様は、お顔立ちや衣装の文様が『有職ひな』のようです。
このサイズより小さなサイズは『徳永こいのぼり』様で購入できます。
珍しい雛人形を当院で受診の際にぜひご覧ください。






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