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咳喘息とは

咳喘息とは 暖流2025春号掲載

 最近、階段を上ると息が切れる、咳や痰が続いている—そんな症状に心当たりはありませんか? 年齢のせいだからと諦めているその症状。実はそれ、「COPD: Chronic Obstructive Pulmonary Disease(慢性閉塞性肺疾患)」という病気かもしれません。 今回は、内科で診ることの多いこの疾患についてお話しします。

咳喘息とは

 咳喘息とは喘 ぜんめい 鳴(ゼーゼー、ヒューヒューと いう音のする呼吸)や呼吸困難を伴わない、長 引く咳のみを症状とする喘息の一種です。痰 は伴わない場合が多く、あっても非膿性で少 量です。 呼吸機能はほぼ正常で温度変化などに敏感に 反応し咳が出ます(気道過敏性軽度亢進)。 長引く咳(8週間以上)のうち、日本では咳喘 息が喘息の半数以上を占めるといわれています。 治療が不十分な場合には、約30~40%が典 型的な喘息に移行すると報告されていますが、 治療によりその 移行率が減少す るため適切な診 断と治療が重要 になります。 咳喘息のうち、 外因性抗原(体外 の環境にある何 らかのアレルギー 源)に対する特異的IgE抗体*が陽性の60%前 後で認められます。 

 **IgE抗体とは 体内に入ってきたアレルギーの原因 物質(アレルゲン)に対して働きかけ、 身体を守る機能を持つ抗体。 

診断・検査

 呼吸機能検査が正常で、気管支拡張薬を使用し て咳が改善すれ ば咳喘息と診断します。また、血 液中や喀痰内の 好酸球増加や、呼 気一酸化窒素濃度(FeNO)高値も、診断する 上で参考になります。 咳喘息と同じように長引く咳を起こす肺結核や悪性腫瘍などの可能性を除外するため、 胸部画像検査も行います。 

 

診断は簡単な呼吸の検査

気管支拡張薬が有効な病気です。治療はまず吸入ステロイド薬から開始します。その後症状の経過により、まだ咳が残るような ら適宜、気管支拡張薬など他の長期管理薬を追加して、吸入薬の増量などを行います。咳 が改善すれば薬剤量を減らします。吸入薬も少量のみで長期間(過去1年以上)咳の症状がなく落ち着いていたら、薬剤を中止して 経過をみることも可能です。ただし薬剤中止後 に症状が再燃することもあるた め、注意が必要 です。

咳の出るパターンに心当たりがありませんか?

・就寝時、深夜あるいは早朝に悪化しやすい 

・毎年同じ季節に咳が悪化する 

・風邪やインフルエンザなどの感染 症後に咳が続く 

・冷気、運動、受動喫煙を含む喫煙、 雨天、湿度上昇、花粉や黄砂の飛散 などで悪化する


長引く咳が気になる方は、内科へご相談ください。 
交通アクセス
医療法人 平病院
〒709-0498
岡山県和気郡和気町尺所438
TEL.0869-93-1155
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