H26.5.16 山陽新聞「ちまた欄」より
”病院のミニ図書館楽しみ”
甲木友子59パート(岡山県和気町)
先日、町内のかかりつけの病院に行くと、なんと「ほっと書コーナー」と題してミニ図書館が開設されていました。
「皆さん、待ち時間に利用してください」と絵本や小説、雑誌、エッセー集などが本棚に並べらて、テーブルと畳が敷かれています。
たくさんの本の中から早速一冊の本を読みました。
「百八のことだま」。
その文中に、人間は「一日が一生」と考えて生きることが大切だと。その日はその日でおしまいで、また新しいパワーを充電して、また次の日から全力を尽くして「一日が一生」と思って今日を生きようと。
他にも、僧侶の方の素晴らしい説法がたくさん書かれていました。
このミニ図書館がなかったら、この素晴らしい本を私は一生手にすることがなかったかもしれません。
これから、病院での退屈だった待ち時間に楽しみができました。
さすが、地域に根差す地元の病院ですね。次はどんな本に出合えるか楽しみです。たくさんの人が利用されるといいですね。
~担当者より~
甲木様、この度はありがとうございます。関係者・職員一同、大変喜んでおります。
NPO法人日本HIS研究センターの協力をいただき、平成25年3月図書コーナーを開設しました。
日本では、医療の質は高いですが、患者教育が遅れているということで病気に関する本を置いています。
また患者さんとのコミュニケーションをはかるため、ご意見投稿箱・掲示板も設置しております。
医療関係の本ばかりでは、少し堅苦しくなるため、絵本や小説などもあり、子供さんが遊べるように折り紙や積み木も置いています。
待ち時間に少しでも”ほっと”していただけると幸いです。