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臨床実習教育

臨床実習指導体制

  • 臨床実習生1名に対し、主担当CEが1名付きます。必要に応じて副担当CEが付くこともあります。
    当院内の実習全体を調整および統括する実習監督者が、必要に応じて臨床実習生および主担当・副担当CEへの助言およびメンタルヘルスケアを行います。

  • 他の実習施設では、指導者のことをスーパーバイザー(SV)と呼んでいましたが、教育者としての立場を明確にするため、当院では主担当CEと呼びます。

臨床実習指導体制図

臨床実習の教育目標(理想とする理学療法士像)

当院では、理想とする理学療法士像を下記のように定義しています。目標を持ち、臨床実習に臨みましょう。
  • 急性期から生活期、予防期までの理学療法を経験し、その多様性と共通点を理解し社会資源の一部となって、社会に貢献できる理学療法士。
  • 患者様(利用者様)からの経験を通じて、地域社会から求められる知識や臨床スキル(理学療法技術、社会スキル、臨床推論力)を身に付けた理学療法士。
  • チームの中での理学療法の位置付けを理解し、他職種と協働できる理学療法士。
  • 医療職としてあるべき姿(倫理観、態度、自己啓発力、自己管理能力)を身に付けた理学療法士。

診療参加の実践

当院では、クリニカルクラークシップ(Clinical Clerkship)という「診療参加型」臨床実習システムを導入しています。

具体的には、助手として診療チームに参加し、実体験を通じてセラピストとして習得すべきスキルとプロフェッショナル(態度・倫理観など)を育成していく臨床実習形態のことを言います。重要なことは、机上の学習のみではなく「現場で体験して、その場で学習する」ことにあります。

学びのポイント

 見学
CEが解説しながら、臨床実習生は診療行為を見学すること。
 模倣
見学を数回行った後、CEの監督・助言のもと、実際に診療行為を経験させること。
 実施
模倣を繰り返した後、治療目的およびリスクを概ね説明できかつ、診療行為を実践できること。
必ずしも、すべての項目を実施する必要はありません。この結果が、実習の判定に影響することはありません。まずは、CEが実施する診療行為が「マネ」できることを目標に取り組みましょう。

技術単位診療参加システム

実習生×主担当CEのパターン

技術単位診療参加システム
  • この技術項目を担当する担当者は、臨床教育者の受け持ち担当患者全員が対象。
  • 複数の患者を対象に、横断的に技術項目単位で診療参加する。
  • ただし、同じ技術項目であっても、その内容が著しく異なる場合には、同一項目として扱うべきではない。

ローテーション学習

当院では、医療系リハビリテーション(急性期・回復期・生活期)、介護系リハビリテーション(生活期)、予防系リハビリテーション(予防期)の「ローテーション実習」を行っています。
 医療系リハビリテーション
入院・外来
 介護系リハビリテーション
介護保険領域の通所リハビリテーション、訪問リハビリテーション
 予防系リハビリテーション
院内外での予防事業(健康教室・子供のスキルアップ教室・出前講座)
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