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「自宅で出来る感染予防8つのポイント」暖流2021年夏号掲載

「自宅で出来る感染予防8つのポイント」暖流2021年夏号掲載
 
~もし自分や家族が自宅療養になったら~

 新型コロナウイルスの感染拡大によって、自宅療養や自宅待機をせざるを得ない場合があります。自宅療養の場合、同居している家族への感染リスクは高く、家庭内感染の注意が必要です。 では、どのようなことに気をつけたらよいのでしょうか。 東京都では、専門家チーム「東京 iCDC(東京感染症対策センター)」が『自宅療養者向けハンドブック』を作成し、分かりやすく解説しているので、一部紹介したいと思います。日頃から できることを行い、この状況を乗り切りましょう。 

   
部屋を分けましょう

□できる限り部屋から出ないようにして、人との接触の機会を減らすことが大切です。

□食事も自分の部屋でとりましょう。

□感染者の方は、共用のトイレを使用する前 などには手洗いやアルコール消毒を行い、お風呂の順番は最後にしましょう。

 
感染者の世話をする人は、できるだけ限られた方にしましょう

□可能であれば、看病を行う人は1人に限定 しましょう。限定することで、接触のリス クを下げることができます。

 
感染者・世話をする人は、お互いにマスクをつけましょう

□感染者・同居者の両方がマスクを着用することで、ウイルスが広がることを防ぎます。

 
 
   
感染者・世話をする人は、小まめに手洗いをしましょう

□流水と石けんで洗います。

□家族でタオルを共有することは避けましょう。

□いつでも手指消毒ができるよう、消毒用アルコールを準備しておくとよいです。

 
 
   
感染者・世話をする人は、小まめに手洗いをしましょう

□流水と石けんで洗います。

□家族でタオルを共有することは避けましょう。

□いつでも手指消毒ができるよう、消毒用アルコールを準備しておくとよいです。

 
 
   
手のよく触れる共用部分のそうじ・消毒をしましょう

ドアノブ・照明のスイッチ、リモコン、洗面台、トイレのレバーなど

□新型コロナウイルスには、食器用洗剤・洗濯用洗剤、石けん、アルコール(濃度60%以上)、次亜塩素酸ナトリウムが有効です。

□消毒は、スプレーや噴霧ではなく、ふき取りで行います。

□消毒するときは使い捨て手袋を使用し、終わったら手袋を外してよく手洗いをしましょう。

 
 
   
汚れたリネンや衣服を洗濯しましょう

□タオルや衣類は共用を避けます。

□体液などがついている可能性がある場合は、熱湯消毒(80℃以上の熱湯に10分以上浸ける)をしてから、通常の洗濯を行います。

 
ゴミは密閉して捨てましょう

□ゴミ箱は、感染者専用とします。

□あらかじめゴミ箱にビニールをかけ、そこに入れるようにします。ビニール袋の口を縛り、中のものに手が触れないようにしてください。

 

※単身者の方は部屋の消毒は基本的に不要ですが、日常的な清掃を行い、清潔な環境で過ごしてください。

 
 
 

新型コロナウイルスワクチン 暖流2021年春号掲載

新型コロナウイルスワクチン 暖流2021年春号掲載
 

 新しいワクチンに対して、不安を感じている方もおられると思います。 様々な情報や意見が出ている中、何がわかっていて、何がまだわかっていないの かという目で冷静に情報を見ることが大切です。

 ワクチン接種を考えるとき 疑問や不安は、できれば事前にかかりつけ医と相談しておくことが大切です。 受診の際などにお声掛けください。

   
ワクチンってどういうもの?

 細菌やウイルスといった病原体が体に 入ってきても、すぐに自分の免疫で戦えるように、病原体の偽物(ワクチン)を あらかじめ体に入れて予行演習するのが ワクチンの役割です。

 
新型コロナウイルスワクチン

 新型コロナウイルスワクチンとして初 めて承認されたのが mRNA(メッセン ジャー RNA)ワクチンです。  「ウイルスの遺伝子を体に入れて大丈 夫?」「自分の遺伝子に影響はない?」 と不安を感じる方もおられるかもしれま せんが、科学的には、この心配はまずな いと考えられています。その理由を説明 します。 RNA はタンパク質を作るための設計 図です。新型コロナウイルスは、これを 遺伝子として持っていて、感染すると RNA をヒトの体に入れて、ヒトにウイ ルスのタンパク質を作らせることで増殖 します。  ワクチンは、新型コロナウイルスの一 部分だけを作る設計図(mRNA)を注射 することで、ヒトにウイルスの部品を作 らせます。この部品だけではウイルスは 増殖できませんが、新型コロナウイルス の免疫を作るには十分なものです。役目 を終えたmRNAは、数日中には消えてな くなります。

 
   
効果

 ワクチン承認前の臨床試験や、承認後 の研究では、ワクチンを接種した人たち の方が、接種しなかった人たちよりも、 発症する確率が明らかに減ったことがわ かっています。また、発症しても重症化 しないという効果も期待できる結果が出 ています。 ただし、臨床試験や接種が始まってか ら時間があまり経過していないため、ど のくらい効果が続くのかはわかっていま せん。 また、ワクチンを接種すれば他の人に 感染させないという効果はまだわかって いません。そのため、接種後もマスク等 の感染予防策は必須です。

 
副反応

 一般的に、ワクチン接種後には、体が 免疫をつけるための反応を起こすため、 接種部位の痛みや発熱などを生じること があります。新型コロナウイルスワクチ ンも、接種部位の痛みや発熱、だるさ、頭 痛などの症状が起こることがありますが、 こうした症状の大部分は、接種後数日以 内に回復することがわかっています。 また、ワクチンに含まれる成分に対す るアナフィラキシー(急性のアレルギー 反応)の発生頻度は、海外で 100 万人 に 5~10 人程度と報告されています。 このうち多くは接種後 15 分以内に起 こっているため、接種した後しばらくは 接種会場や医療機関にいてもらい、もし アナフィラキシーが起こっても、すぐに 医療従事者が対応できるようにします。

 
 

抗原検査、PCR検査、抗体検査ってどんな検査 暖流2020年秋号掲載

抗原検査、PCR検査、抗体検査ってどんな検査 暖流2020年秋号掲載
 

 新型コロナウイルスの感染拡大にともない、よく耳にする「抗原検査」「PCR検査」「抗体検査」という言葉ですが、それぞれどのような検査なのか、簡単にお話しします。

   
抗原検査

 ウイルスが持っている特定のたんぱく質(抗原)があるかどうかを調べます。

 インフルエンザの検査もこの方法が用いられています。抗原検査は、人の目で判定する簡易キットを使用する方法と、専用の装置を使って判定する方法があります。

 簡易キットの場合、患者さんのウイルスが含まれていればラインが出ます(陽性)

 簡易キットによる抗原検査は簡単にでき、結果も15~30分程度の短時間で分かる利点はありますが、感染初期などウイルスの量が少ない場合は、陰性(ウイルスが検出されない)となってしまいことがあります。

   
PCR検査

 鼻の粘膜や唾液に含まれているウイルスは少なすぎてそのままでは検出が困難です。そのためPCR検査を用いてウイルスの遺伝子を増やし、患者さんの検体の中にウイルスが存在しているかを調べます。

 PCRとは、Polymerase Chain Reaction の略で、日本語に訳すと「ポリメラーゼという酵素を利用して、特定の遺伝子だけを増やして調べやすくする方法で、遺伝子検査に用いられる手法のひとつです。

   
PCR検査

 PCR=新型コロナウイルスの検査という印象がありますが、肝炎ウイルスなど他のウイルスの検出、結核菌などの細菌の検出、遺伝子や医療分野の研究、DNA鑑定などの犯罪捜査、考古学調査など、PCRは幅広い分野で応用されています。

 
抗体検査

 抗体とは、体内に入り込んだウイルスなどから体を守るために体内で作られる物質のことです。この抗体があるかどうかを調べるのが抗体検査で、ウイルスそのものを調べる検査ではありません。検査には血液を用います。

 陽性ならば「すでに感染したことがあり抗体を持っている」ということになります。陰性ならば「過去に感染していない」ということになりますが、まれに「感染初期でまだ抗体が作られていない」という場合でもあるため、結果の解釈には注意が必要です。

 また、抗体検査はワクチン接種などで抗体ができたかどうかを確認する場合にも用いられています。

 

冬の感染症対策 暖流2021新春号掲載

冬の感染症対策 暖流2021新春号掲載
 

 感染症対策の基本は「予防すること」です。予防のできる手段があれば、それを心がけるべきです。特に冬場は、病原体である “ウイルス” と、感染する “人” の条件がそろい、感染が成立しやすい状況にあります。感染症に対しては総合的な対策が必要ですが、誰にでもできる身近なことから始めましょう。

   
感染症対策の極意 その1

 ウイルスから身を守り、周囲に広げないために最も重要なのが「手洗い」です。帰宅したとき、食事の前後、喉やくしゃみ、鼻をかんだ後、トイレの後には必ず手を洗いましょう。

 さらに「手の消毒を欠かさない」ことで、ウイルスを除去することができます。アルコール消毒には、インフルエンザウイルスを除去する効果があるといわれています。

 手を洗うときは、手の平、手の甲、指の間、指先、手首などをしっかり洗いましょう。

   
感染症対策の極意 その2 咳エチケット

 咳エチケット 咳やくしゃみをする際、他の人に移さないよ うにマスクなどで口や鼻を覆い、感染を広げな いように工夫する行為を「咳エチケット」とい います。外出する際、また人の多い場所では必ずマスクを着用しましょう。ただマスクをして いればいいわけではありません。間違った着用 の仕方ではウイルスの侵入を許してしまいます。 「マスクの正しい着用」を心がけましょう。

  ただマスクをしていればいいわけではありません。間違った着用の仕方ではウイルスの侵入を許してしまいます。「マスクの正しい着用」を心がけましょう。

 使い捨てマスクは毎日交換しましょう。布マスクは1日1回洗いましょう。

 

「水2ℓに医療用洗剤を小スプーン2分の1杯を溶かし、10分つけ置いたあと軽く押し洗いします。十分すすいだ後、水気をとって陰干ししましょう。」

   
感染症対策の極意 その3 三密の回避

 三密(密集・密接・密閉)の回避 マスクを着用していてもできるだけ 2m( 最低 1m) 空け、会話をする際には可能な限り真正面を避けま しょう。また、しっかり部屋を暖めて、こまめに換気をしましょう。急激に室温が変化すると、血圧が大きく変動して心筋梗塞になるなど体調が突然悪化する恐れがあります。外気をいったん廊下や隣の部 屋に取り込んでから徐々に居室に移す「二段階換気」 が提唱されています。 

 急激に室温が変化すると、血圧が大きく変動して心筋梗塞になるなど体調が突然悪化する恐れがあります。外気をいったん廊下や隣の部屋に取り込んでから徐々に居室に移す「二段階換気」が提唱されています。

 
感染症対策の極意 その4 生活習慣の改善

 バランスの良い食生活をする、適度に運動をする、歯磨きなどで口の中を清潔に保つ、十分に睡眠をとるなど、規則正しい生活を送って体の抵抗力を高めましょう。

 また、冬場は夏に比べて水分摂取量が減るため、意識して水分を摂るようにしましょう

 

 今冬は、季節性インフルエンザに加えて新型コロナウイルス、冬場に流行するノロウイルス等への備えが必要です。

 厚生労働省が公表している「新しい生活様式」を日常生活に取り入れ、この冬を乗り越えましょう。

 

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