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糖尿病の検査

目次

持続血糖測定 (FreeStyleリブレ)

 糖尿病の治療では、血糖値を良好にコントロールして合併症の進展を防ぐことが大切です。血糖値を知るための方法は、血糖自己測(SMBG)があります。一日に数回、指先を穿刺して採血し血糖値を測定します。 持続血糖測定(CGM・FGM)では、間質液中のグルコース(ブドウ糖)を連続して測定することにより点ではなく線として血糖の変動を知ることができます。 
 FreeStyleリブレは間質液中のグルコース濃度を血糖値に換算しています。(間質液とは細胞周囲の液体です)
持続血糖測定(FreeStyleリブレ)とは? 
 上腕の後ろ側に装着したセンサーで、間質液中のグルコース(ブドウ糖)濃度を持続して測定します。リーダーをセンサーにかざしてグルコース濃度を表示し、最長14日間測定できます。確認したいときにリーダーをかざすだけでリアルタイムにグルコース値と直近8時間の血糖変動を知ることができます。センサーは耐水性なので、腕につけたままで入浴・シャワー・水泳が可能です。 測定結果は右図のように分かりやすいグラフで表示されます。 現在、スマートフォンでもアプリを入れることで、グルコース(ブドウ糖)濃度を手軽に測定できるようになりました。

血糖値を正常に保つ能力を調べる検査(75g経口ブドウ糖負荷試験)

 75g経口ブドウ糖負荷試験は、血糖値を正常に保つ能力(耐糖能)を調べる検査です。75gのブドウ糖液を飲み、その後の血糖値の変動をみます。また、インスリン※も同時に測定することで、膵臓からのインスリン分泌が少ないのか効きが悪い(インスリン抵抗性)のかも分かります。血糖値やHbA1c※だけではわからない糖尿病予備軍や軽症の糖尿病の診断に有用です。
※インスリン…膵臓から分泌される血糖を下げる唯一のホルモン 
※HbA1c …過去 1、2 か月間の平均血糖値を反映

検査方法

① 前夜21時以降は絶食し、当日は空腹のままで来院します(10~14時間絶食・ 水のみ摂取可 ) 

② 来院後、空腹のまま採尿し採血をします 

③ 75gブドウ糖液を5分以内で飲みます

④ 飲用後、採尿・採血をします(30分後 /60分後 /120分後)

検査の方法(判断基準)

空腹時と 2 時間後の血糖値で、下表のように「正常型「境界型「糖尿病型」のいずれかに判定します。

糖尿病と診断される時

1回だけ血糖値が高くても糖尿病とは診断しません。 

① 糖尿病型とされる血糖値が 2 回以上 

② 血糖値が高く、HbA1c も 6.5%以上 

③ 血糖値が高く、口渇・多飲・多尿などの糖尿病の症状がある、あるいは糖尿病網膜症がある このようなときに糖尿病と診断されます。

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