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ナースほっとニュース

自分らしく生きる~最期の心づもりできていますか?~2023.1

 新型コロナウイルスの感染終息の見通しが立 たない中、多くの病院や施設では、面会禁止あるいは何らかの制限が設けられています。当院でも面会禁止にご理解とご協力をお願いしています。このような状況の中では、面会や付き添いが叶わず、家族とのお別れの時間が持てないまま最期を迎えられる方も少なくありません。
 また、看護師等のスタッフとご家族との情報交換やコミュニケーションの機会も奪われています。
 “自分らしく生きる”ことを少しでもお手伝いできるよう当院では下記の内容についてご本人、ご家族にお伺いしています。 
1.今後どうしたいか(退院に向けての希望)
 自宅復帰・施設入所など 
2.食事が不可能なとき
3.急変時の対応(呼吸が止まりそうなとき)  
このような内容を事前に話し合われているご家庭は少ないのではないでしょうか。  
今回は「2」の食事が不可能なときに提案される主な方法をお話しします。  
 ご本人、ご家族のお気持ちに沿った医療や介護を受けていただくきっか けになればと思います 

食事が不可能なとき ①胃管チューブ挿入

 鼻から胃にチューブを 入れて、栄養剤を注入します。鼻にずっとチューブが入っているため不快感が続きます。

 

食事が不可能なとき ②PEG(胃ろう増設)

 皮膚を経由して胃に穴を開けて 栄養剤を注入します。胃管チュー ブのような不快感はありませんが、造設に外科的な処置が必要 になります。 

 

食事が不可能なとき ③CVカテーテル

 身体の中心の太い静脈に注射の針を挿入し点滴を行います。挿入は医師が行い、 刺し替えなしで長時間使用できます。感染のリスクがあることがデメリットです。 

 

食事が不可能なとき ④静脈・皮下からの輸液

 積極的な治療ではなく、生命維持に必要な水分の補給を行います。

 

冬の感染症対策

 感染症対策の基本は「予防すること」です。予防のできる手段があれば、それを心がけるべきです。特に冬場は、病原体である “ウイルス” と、感染する “人” の条件がそろい、感染が成立しやすい状況にあります。感染症に対しては総合的な対策が必要ですが、誰にでもできる身近なことから始めましょう。

感染症対策の極意 その1 手洗い

 ウイルスから身を守り、周囲に広げない ために最も重要なのが「手洗い」です。帰宅したとき、食事の前後、咳やくしゃみ・鼻をかんだ後、トイレの後には必ず手を洗いましょう。

 さらに「手の消毒を欠かさない」ことで、 ウイルスを除去することができます。アルコール消毒には、インフルエンザウイルスを除去する効果があるといわれています。 

 手を洗うときは、手の平、手の甲、指の間、 指先、手首などをしっかり洗いましょう。 30秒程度かけて、石鹸で丁寧に洗うことをお 勧めします。30秒程度のお気に入りの歌をみ つけて、歌いながら洗うといいかもしれません。

感染症対策の極意 その2 咳エチケット

 咳エチケット 咳やくしゃみをする際、他の人に移さないようにマスクなどで口や鼻を覆い、感染を広げないように工夫する行為を「咳エチケット」といいます。

 外出する際、また人の多い場所では必ずマスクを着用しましょう。ただマスクをしていればいいわけではありません。間違った着用の仕方ではウイルスの侵入を許してしまいます。 

「マスクの正しい着用」を心がけましょう。

  ただマスクをしていればいいわけではありません。間違った着用の仕方ではウイルスの侵入を許してしまいます。「マスクの正しい着用」を心がけましょう。使い捨てマスクは毎日交換しましょう。


感染症対策の極意 その3 三密の回避

 三密(密集・密接・密閉)の回避マスクを着用していてもできるだけ2m(最低1m) 空け、会話をする際には可能な限り真正面を避けま しょう。また、しっかり部屋を暖めて、こまめに換気をしましょう。急激に室温が変化すると、血圧が大きく変動して心筋梗塞になるなど体調が突然悪化する恐れがあります。外気をいったん廊下や隣の部 屋に取り込んでから徐々に居室に移す「二段階換気」が提唱されています。 

 急激に室温が変化すると、血圧が大きく変動して心筋梗塞になるなど体調が突然悪化する恐れがあります。外気をいったん廊下や隣の部屋に取り込んでから徐々に居室に移す「二段階換気」が提唱されています。

感染症対策の極意 その4 生活習慣の改善

 バランスの良い食生活をする、適度に運動をする、歯磨きなどで口の中を清潔に保つ、十分に睡眠をとるなど、規則正しい生活を送って体の抵抗力を高めましょう。

 また、冬場は夏に比べて水分摂取量が減るため、意識して水分を摂るようにしましょう。
交通アクセス
医療法人 平病院
〒709-0498
岡山県和気郡和気町尺所438
TEL.0869-93-1155
FAX.0869-93-0330
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